ハングルとは? 「ハングル」とは韓国語の文字のこと。「ハン」は “大いなる” 、「グル」は “文字” という意味です。韓国語は「ハングゴ」、または「ハングンマル」と 呼ばれ、韓国の人々の間では “私たちの言葉” という意味で「ウリマル」とも 呼ばれています。 このハングルは1443年朝鮮王朝時代、世宗(セジョン)大王のもと学者たちが集 まって作ったもの。それまで漢字が使われていましたが一般層まで浸透するのは 難しく、誰でも簡単に使える文字を作ろうという目的で、1446年『訓民正音(フ ンミンジョンウム)』という書により公布されました。このように作った人物や 作られた時期、その目的が明確な文字は世界3000に及ぶ言語の中でも非常にまれ に見る特徴です。このハングルは母音と子音を組み合わせて音を表す大変体系的 なもの。子音は発音器官を模しておりまた母音は空「・」、地「|」、人「一」を 象徴しているという点で独創性に溢れた文字で、非常にシンプルな形であること から学びやすい文字だと言われています。 ハングルは始め28文字作られましたが、現在では10の基本母音と14の基本子音、 またこれから派生した複合母音や子音などがあり、これらを「子音+母音」、 「子音+母音+子音」などと組み合わせて表記します。